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知ってる⁈梅雨のヒミツ。「梅雨」ってなぁに⁈




みなさんの国には「梅雨」がありますか。

「梅雨」を知っていますか。

日本では毎年「梅雨」があります。
今、日本は梅雨の季節です。

今回は、「梅雨」についてお話しします。

「梅雨」ってなぁに?

梅雨がある国はどこでしょうか。

日本も梅雨がある国ですが、日本だけでなく、中国、台湾、韓国なども同じ梅雨前線の影響で梅雨になります。

雨の多い「雨季」と雨の少ない「乾季」のある国、地域はたくさんあるようですが、

四季があり春と夏の間に梅雨がある地域は、日本と周辺地域に限られています。

南半球の日本とちょうど同緯度付近にあるニュージーランドには梅雨はないそうです。

つまり、「梅雨」は、南北を大陸と海に挟まれている、日本周辺ならではの気候だということがわかります。

「梅雨」はどこから来たの?

梅雨の語源には諸説あるようです。

中国でも梅雨のことを「梅雨(メイユー)」と呼ぶことから、漢字の語源は中国にあることがわかります。

梅の実がなるころの雨という意味で呼ばれたという説と、
黴が生えやすい時期であることから「黴雨(ばいう)」と呼ばれており、
後から漢字が変わったという説があるそうです。

日本で「つゆ」と呼ばれるようになった由来は、「露」から来ているという説や、

梅の実が潰れる時期であることから「潰ゆ(つゆ)」と呼ぶようになったという説など、
諸説あり定まっていないようです。

中国から梅雨という言葉が入ってくる以前は、「五月雨」と呼ばれていました。

■梅雨と山、梅雨と森。梅雨の役割とは

梅雨は農業、特に稲の栽培にとって重要です。

この時期にまとまった雨が降るからこそ、水田に水を張ることができます。
田植え直後の稲の成長を促す恵みの雨と言えます。

また森の木々にとっても梅雨の雨は重要です。



4月から5月の新緑の季節、木はたくさんの新しい葉をつけます。
葉を作るためにはそれだけの養分が必要なので、実は新緑の季節の直後、木は養分不足になっています。


梅雨の雨は木が土の中の養分をたくさん吸収したり、光合成による有機物の合成を促進したりします。
新しく葉をつけた木々にとっては、梅雨は待ちに待った雨となります。

5月の新緑と青空の写真素材


梅雨はなぜ梅?

梅雨はなぜ梅?

梅雨はなぜ「梅の雨」と書くのでしょうか?

梅雨の漢字表記の由来や、「つゆ」と読む理由を紹介します。

梅雨とは?いつ頃?

梅雨とは、6月頃から7月頃、中国の長江沿岸から朝鮮半島、日本の本州にかけて広い範囲で雨の日が続く気象現象のことです。

じめじめとした蒸し暑さも相まって、梅雨の時期が苦手な方も多いのではないでしょうか。

梅雨の始まりを梅雨入り、梅雨の終わりを梅雨明けといい、地域によって時期に差はあるものの、1ヵ月半程度、
雨の多い気候が続きます。

日本では一般的に6月が梅雨の時期として知られていますが、その年によって多少前後します。

ちなみに、北海道は梅雨前線がほぼかからないことから、梅雨の時期はないとされています。

なぜ「梅雨」と言うの?語源は?


梅雨の漢字は江戸時代に、中国から日本に伝わったといわれています。

「梅」と「雨」の漢字が使われている理由は諸説ありますが、中国の長江下流地域で梅の実が熟す初夏の時期と重なることから、梅の字になった説が有力なようです。

梅の花が咲く見頃の季節は2月から3月ですが、実が大きくなるのは日本でもちょうど6月頃。

スーパーマーケットに大きな梅の実が並び、梅シロップや梅酒を作る「梅仕事」を家庭で楽しむ方も多い時期でもあります。

梅の字を使うのも納得できますね。

元々は違う漢字だったという説も

元は梅の字ではなく、じめじめしてカビが生えやすい季節であることから「黴(かび)」の字を当て、
黴雨(つゆ)と読んでいたという説もあります。

この場合、黴の字がわかりにくく読みづらいことから、「梅」の漢字に変わったと考えられています。

「梅雨」はなぜ「つゆ」と読むの?

梅雨はなぜつゆと読むの?

日本では「梅雨」は「つゆ」と読みます。

なぜ「ばいう」ではなく「つゆ」なのでしょうか。

3つの説を紹介します。

【説3】カビで食べ物がだめになりやすいから

梅雨の時期はカビが生えやすいことから、「黴雨」の漢字が当てられている説もあることは先ほど説明しました。

同じ理由で、カビでさまざまなモノが無駄になる様子を表す「費いゆ(ついゆ)」が変化して、「つゆ」になった説もあるようです。

また、雨で梅の実が地面に落ち、潰れている風景をみて「潰いゆ(ついゆ)」と言っているうちに「つゆ」と読むようになった説もあるようです。

地域で違う梅雨の呼び方


日本の多くの地域では、梅雨(つゆ)が一般的ですが、なかには違う表現や呼び方をする地域も存在します。

国内、国外での梅雨の呼び方を紹介します。

地域で違う梅雨の呼び方

日本国内で梅雨の変わった呼び方として、鹿児島県奄美群島の「ながし」や、鹿児島県大島郡喜界島の「なーみっさ」があります。

また、沖縄県では「小満芒種(しょうまんぼうしゅ、スーマンボースー)」や「芒種雨(ぼうしゅあめ、ボースーアミ)」という言い方もあるそうです。

小満芒種は二十四節気の8番目と9番目をつなげたもので、ちょうど沖縄で梅雨の時期に匹敵する季節です。

芒種雨も、芒種の季節に降る雨という意味です。

その他にも、富山県東部では「さんずい」と表現するなど、地域によってまったく違った呼び名があります。

別名がたくさんある梅雨


梅雨には、方言以外にもさまざまな別名が昔から存在します。

麦が熟す頃に降る雨の意味で「麦雨(ばくう)」、陰暦の5月(=現在の6月)を意味する「五月雨(さみだれ)」、雨が長く続くことを意味する「長雨(ながめ)」などです。

また、梅の実が熟し黄色くなる頃に降る雨を意味する「黄梅の雨(こうばいのあめ)」という表現もあります。



中国や韓国ではなんと呼ぶ?

中国では梅雨は「メイユー」と発音します。

また、韓国の梅雨は「長霖(チャンマ)」と呼ばれています。

「霖」という漢字には「3日以上降り続ける雨」という意味があり、日本では音読みで「りん」、
訓読みで「ながあめ」と読みます。

国は違っても、当てている漢字で何を指しているのか見当がつくのは興味深いですね。

まとめ


いかがでしたか。

梅雨についてわかりましたか。

梅雨になぜ梅の漢字を使うのか、由来は諸説あるものの、梅の熟す時期と重なることが有力な説と考えられます。

地域によって呼び名が違ったり別名があったりと、奥が深い梅雨。



ちょっと疑問に思ったことでもちゃんと調べてみると、意外な意味を知ってどんどん関心が広がったり、
知識が深まっていくので、良い勉強になりますね。


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